実在集団を対象とした内集団ひいきの研究

熱狂的なカープファン

 カープは広島県民にとって"命"です。

カープのユニフォームを着て試合に行く道中でよく声をかけられます。

 

「今日、勝ったん?よっしゃぁ!」

「応援頑張ってやぁ、今きとるけんの!!」

 

 広島県民ほとんどの人はカープが大好きです (例外もあり)。そこで、カープファンの熱狂さは内集団ひいきにつながるのでは?と考えました。

おじさんに好かれる?

 こういった声掛けを耳にするにつれカープファンは、おじさんに好かれる気がしてきました。おじさん限定ではなく、バイト先や球場内でもカープファンだと何かと得をしている気がします (カープファンです!というだけで気にかけてもらえるような...)。

 そこから、カープファンは「他のカープファンから助けてもらえるかもしれない」と期待して内集団ひいきを行うのでは?とも考えました。

研究を広めたい

  カープファンには熱狂さと互恵性の期待に基づく心理メカニズムの働きがある?と考えたのが研究の発端です。カープファンだけではなく全野球ファンを対象でも実験をしました。野球ファンのみならず、様々な実在集団を検討したいです。

 社会心理学とスポーツ心理学の融合を目指しています。スポーツ心理学者の方々との交流を通じてコラボレーションが実現できたら嬉しいです。

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