演習Ⅱ (3年生ゼミ)

 

【テーマ】

 社会心理学やスポーツ心理学の知識等を必要とするため、演習Ⅰの履修が必須となります。演習で学んだことをふまえて社会行動・スポーツ活動の背景にある原因を考え、探り、根拠となるデータをまとめ上げます。さらに、他者に分かりやすく研究内容をプレゼンテーションする方法を学びます。まず、データ収集を行うための統計的知識を習得し、データ解析を実践します。そして、実際に問題設定 → データ収集 → 分析 → 資料作成 → プレゼンテーションといった一連の過程を経験します。

 

【概要】

①統計解析の手法を知る、結果を解釈する

 心理学の論文では、何かしらの統計解析の結果が記載されることがほとんどです。自分が研究を進めていくにあたって、取得したデータをどのように分析すればいいかを考えるには、統計の知識が必須となります。主要な分析方法を紹介した後、ダミーデータを利用して同じ分析を行なってもらいます。

②調査・実験を実施し、まとめあげる

 心理学における調査・実験の実施は、「ルール」に沿って行う必要があります。一通りの心理学研究法の知識 (ルール) を学んだ後、調査・実験を自身で構築してもらいます。修正が必要な箇所をフィードバックしますので、必ず確認するようにしてください。教員の修正箇所でおかしいと感じる部分は、その理由を添えて指摘してください。

③自分の研究をプレゼンテーションする

 自分の研究テーマを他者に理解してもらうためには、以下の3点が重要です。分かりやすいスライド資料・文書資料であること、口頭での説明の仕方が上手なこと (声の調子や抑揚を含む)、聴衆への質問に適切に回答することです。こうした内容を演習Ⅱの中で習得していきます。緊張もあるとは思いますが、経験を積むことで慣れてきます。

 

※ 大学院受検を考えている方は、特別演習・卒業研究の内容を先取りして進めていくことも可能です。相談してください。